その他日の里 寄り道 散歩道 ① 日の里開発の碑と銘文
- 更新日:2019年05月30日
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広報日の里2019年6月号から転載
日の里開発の碑と銘文
日の里7丁目の運動公園に「日の里開発之碑」が建っています。歩道からモニュメントの先端を見ることができます。階段をのぼり碑の裏をのぞくと、
昭和四十六年三月
日本住宅公団建立
林 隆善 書
小田部泰久作
の文字が読めます。昭和四十六年ですから48年前から在るわけですが気付かない住人も多いようです。
『宗像市史』通史編第三巻(1999年)に「東郷団地」とあり「福岡市街地に大規模住宅団地用地を模索していた日本住宅公団九州支社(福岡市)が宗像町東郷地区に白羽の矢を立て、地区決定したのは昭和三十六年十月だった」の記事。そういえばモニュメント上部は、この地に刺さった矢羽根のように見えます。
碑の建つテラスの奥、階段の右壁に銘板がはめ込まれ、これには、
日の里開発の由来
この日の里は福岡北九州地域の宅地不足を緩和し健全良好な住宅団地を造るため東郷土地区画整理事業により宗像町及び地元の協力を得て日本住宅公団が開発したものである
総面積二一七ヘクタール
総事業費三九億円
期間 昭和四十一年七月
から昭和四十六年
三月まで
と。銘文から、槌音が響いて53年と知ることができます。
ところで日の里の広さは地ノ島の約一・三倍、大島の約四分の一ですね。広い。
おにぎり山の今
テラスから階段を上れば右に第七号公園、左にテニスコート、正面がグラウンドです。その奥には、通称「おにぎり山」のうっそうとした小山が見えます。かれこれ四十年まえに子供達と遊んだおにぎり山はこんなに大木が繁っていただろうか。子供達も大きく育ったのだから、木々が繁るのも何の不思議はない。〈船〉