その他平成の3大事件
- 更新日:2019年04月30日
-
広報日の里2019年5月号から転載
イノシシ哀れ
月2回発行の市政だより
の5月15日号は、平成ビッグニュースと題し、市内7地区でこの31年間にあった大きな話題を3本ずつ特集するそうです。
日の里では9年の産廃施設反対運動の和解、10年のイノシシ軍団の襲来、16年の日の里中学の駅伝全国大会制覇が掲載されます。中でもイノシシ事件は関西以西で最大の団地である日の里での出来事とあって驚きと意外感で新聞テレビが全国にニュースを流しました。
平成10年1月21日夜、9丁目貯水タンク付近で、犬の散歩をさせていた住民が数頭のイノシシを発見し、警察に急報しました。翌日早朝から宗像署、猟友会、消防団の百人が出動して捕獲に乗り出し、タンク周辺に逃走防止のネットを張って追い立て、逃げ込んだところを射殺しました。団地内は禁猟区ですが、市は有害鳥獣駆除として許可し、5頭を退治することができました。残る10余頭はいったん住宅地に突進した後、近くの雑木林に逃げ込んで行方不明に。西小学校は児童を集団下校させました。
それからもしばらくは出没情報があり、警戒していました。だが、イノシシ世界にも日の里は危険という情報が広まったのか、目撃情報もなくなりました。
余談を一つ。9丁目から1丁目に降りる階段があります。199段を降りてきた所は道路で、拙宅の真ん前です。亡妻が2階ベランダで、猟友会員が射止めたイノシシを引きずり下ろすさまを高見の見物していると、「奥さん、危ない、鉄砲の弾が飛んでくるから引っ込んでいなさい」と警察官から大声で制止されたので慌てて1階に駆け下りたそうです。夜、私が帰宅すると興奮さめやらぬ様子で報告しておりました。
近ごろ、3丁目でイノシシの目撃情報がありました。母親らしいのが幼獣3頭を引き連れているとか。どうも古墳公園をすみかにしているのではないかと消息通が指摘しています。夜間徘徊する習性があるので、ご用心下さい。
日の中が全国駅伝大会制覇
日の里中学駅伝部が平成16年の全国中学校駅伝大会で優勝しました。千葉県昭和の森でクロスカントリー方式により1チーム6人が3㌔ずつリレーしました。
駅伝部は出来てまだ3、4年という若い部でしたが、赤星敏典先生の指導でめきめき力をつけ、この前年に福岡と九州の両大会で優勝して全国大会に駒を進め、制覇したのです。タイムも大会新記録という文句なしの優勝でした。
レギュラーメンバーだった日の中の福崎博幸教諭(29)=写真=は折悪しく足に故障が起きて欠場、応援に回りました。苦い体験を児童の指導に活かしています。「赤星先生は西小の前は城山中、後は河東中で指導してやはり県下一に育てられました。今は東海大福岡高校女子部のコーチをしておられます。ずば抜けた指導者です」と敬意を表します。
福崎先生のチームメイトだった上野渉選手は駒澤大、田中飛鳥選手は東海大に進み、共に箱根駅伝大会に出場したことをご存知の方も多いでしょう。