その他われらの仲間・ひのっこサロン
- 更新日:2018年12月27日
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広報日の里2019年1月号から転載
先月号で日の里東小子育てサロンを紹介したのに続き、ひのっこサロンの出番である。こちらは幼児を育てている。
平成15年に西小の空き教室を借りて始めた。「当時の校長先生が、畳の部屋がいいだろうと配慮してくださって助かりました」と、グループ代表の池淵恵さんは語る。民生委員・主任児童委員を長年務めてきて、お母さんが子育てに追われて心身ともに余裕を失っている状態にあるのがよく分かる。ストレスを少しでも解消してあげたい。その思いで始めた。
休み時間に児童が遊びに来て、幼児の相手をしてくれるようになった。少子化時代で弟や妹のいない児童も多い。相手をするのは児童にも楽しみであるとともにそれなりの教育効果をもたらしたのではないか。
コミセンに専用ルーム
コミセンを使わせてほしいという要望が母親から出てくるようになった。池淵さんが日の里運営協議会と折衝して了承を得た。事務室隣の倉庫を改装し、ガラス張りにした。広さは30平方㍍あるかなしかのこぢんまりした部屋だが、お母さんには子どもが視野の外に出ていく心配がない。
11月下旬の例会をのぞいてみた。10時ごろ、3人のお母さんと5人のちびちゃんが集まってきた。名前を記入した粘着テープが背中に張り付けてある。まな、せな、しゅん、なな、しょうま。3歳1カ月のまなちゃんが一番の年長者、しょうま君はまだ4カ月だから、床に寝たまま。年かさの2人は小型滑り台を飽きもせず上ったり下りたり。次は積み木を出してきて積んだり崩したり。
ママにも憩いの場
お弁当の時間になった。
お母さんの手作りをちびちゃんはおいしそうに口に運ぶ。おなかいっぱいになって寝息が聞こえるようになるとお母さんたちは育児のノウハウの交換。姑や母親が同居していないママにとって、ここは仲間づくり、情報交換の場であり、母子の憩いの場である。
「小学校に上がるまで来られます。お母さんを支えてあげるのが使命です」と池淵さんは語る。