その他日の里学園の「小中一貫コミュニティ・スクール」㊱
- 更新日:2024年02月01日
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広報日の里令和6年2月号から転載
「学園評価」の目的
小中一貫教育を進めている日の里学園では、年に2回(7月と12月)、学園全体で「学園評価アンケート」を実施しています。実施後、結果を分析し、学園運営協議会で意見をいただき、学園運営の改善に努めています。
学園評価の目的は、次の2点です。
① 学園の教育目標「地域を愛し、自分で考え自分で行動する子どもの育成」の達成状況等について、子ども、保護者、教師の3者からの評価を分析することにより、組織的・継続的な改善を図る。
② 学園が評価結果等を保護者に説明したり、学園運営協議会委員から意見を聴取したりすることにより、学校・家庭・地域が連携した学園づくりを進める。
「令和5年度12月の評価」
「自分で考える」ことに関して、「自分と友達の考えを比べより良い考えになるように話し合いができていますか」という問いには86・0%の小中学生が肯定的な評価をしています。これは学園全体で「対話的な授業」が進められていることの成果と考えられます。また、「自分が住んでいる地域のことが好きですか」という問いには90・3%の小中学生が肯定的な評価をしています。「地域を愛する」気持ちが育まれていることがわかります。
小中一貫教育に関して、「小小交流や小中交流は楽しいですか」という問いには85・3%の小中学生が肯定的な評価をしています。一方、保護者に「小小交流や小中交流を含め、小中一貫教育のよさを感じることがありますか」と問うと、肯定的評価は76・9%でした。日の里学園は小中一貫教育を進めて18年目を迎えています。さらに工夫改善を重ねていく必要があるようです。
「日の里学園3校PTA連絡会」
日の里学園では児童生徒、教職員だけでなく、PTAでも小中連携を進めています。
12月1日(金)に日の里東小で、令和5年度第2回日の里学園3校PTA連絡会が行われました。参加者は各校のPTA役員や校長、教頭、主幹教諭等です。
はじめに参加者で「ワールドカフェ」を体験しました。「PTAの各部会でどんな取組ができるか」について少人数のグループで自由に意見を交わしました。これにより相互理解を深め、新たなアイデアを得ることができました。
次に校長やPTA会長から2学期の活動について説明がありました。さらに、今後のPTA活動のあり方、子どもたちの遊び場、資源回収についてなど、活発な協議が行われました。このように日の里学園ではPTAでも小中一貫教育の基盤を固めています。
(学園コーディネーター北岡隆博)3校PTA連絡会