その他日の里学園の福祉学習
- 更新日:2023年02月22日
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広報日の里2023年3月号から転載
「日の里カリキュラム」
日の里学園では地域の課題を踏まえ、地域の「ひと、もの、こと」を積極的に授業に取り入れた1年生から9年生までの生活科・総合の指導計画「日の里カリキュラム」を実施しています。地域の課題は大きく2つです。1つは「地域活性」、そしてもう1つは「福祉・防災」です。
その中で、「福祉」の学習では、「誰もが住みよい社会」をめざし、子どもの発達段階に応じた学習活動を実施しています。
具体的には、3年生で聴覚にハンデがある方々、4年生で視覚にハンデがある方々、5年生で高齢者に関する学習と疑似体験、6年生で地域の高齢者の現状と社会福祉協議会の活動、7年生でシニアクラブ、民生委員、福祉会、包括支援センターの方々との交流、9年生で福祉・防災学習の総仕上げとして、ハンデのある方々も対象とした避難所運営体験を行っています。
「4年生の福祉学習」
現在、東小・西小の4年生は視覚にハンデがある方々について学んでいます。アイマスクをつけて校内を回ったりバスの乗り降りをしたり、点字について学んだり、自分の名前を点字で打ったり、交流会で視覚にハンデがある方の生活について直接お話を聞いたり、疑問に思うことを質問したりして学んでいます。
このような体験的な学びを通して、子どもたちは「誰もが住みよい社会」や「自分たちにできること」について考え、学びを深めています。
(学園コーディネーター北岡隆博)