その他日の里学園の「小中一貫コミュニティ・スクール」⑱
- 更新日:2022年05月26日
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広報日の里2022年6月号から転載
本年度から日の里学園だけでなく、宗像市の全ての学園で「小中一貫コミュニティ・スクール(CS)」が実施されています。
日の里学園は3年前からモデル学園としてCSを実施していますが、ここであらためて日の里学園CSの特徴やよさについて説明します。
*CSのねらい
CSとは、地域住民の方々に学園の運営に参加していただき、地域・家庭・学園が連携・協力し合って子どもを育てていく仕組みです。また、地域や家庭の皆さんと学園の教職員が共に知恵を出し合い、それぞれが教育の当事者として地域の子どもの教育に携わっていく仕組みでもあります。
その知恵を出し合う場が学園運営協議会です。CSでは、学園運営協議会を通して、地域や保護者のニーズを学園運営に反映させたり、「日の里共育ネット」(コミセン・地域の高齢者・保護者・成人・学生・企業・団体など)と「地域学校協働活動」を実施したりして、「子どもを中心とした地域づくり」を進めています。
*学園運営協議会の委員は何をするのか
15人の委員は、年6回開催される協議会において、学園運営に関する基本方針の承認、学園や地域の課題解決に向けた協議、学校関係者評価などを行います。また、年2回の授業参観で児童生徒の様子を見て、授業に関する意見交換を行います。さらに、教育目標の実現に向けて、学園運営協議会の組織(教育支援部、協働部、地域貢献部)で役割分担して、地域学校協働活動の充実に向けて協議したりします。
*日の里学園CSの特徴は何か
日の里学園CSの特徴は、日の里の「人・もの・こと」を活かした「日の里カリキュラム」を計画的に実施している点が挙げられます。①【地域活性】と②【福祉・防災】を柱とし、地域の「日の里共育ネット」の支援を得て、地域を知り、地域で体験し、地域に貢献する学習活動を進めています。その活動を通して、教育目標「地域を愛し、自分で考え自分で行動する子どもの育成」をめざしています。
(学園コーディネーター北岡隆博)