その他われらの仲間・CoCokaraひのさと
- 更新日:2018年10月25日
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広報日の里2018年11月号から転載
東郷駅日の里口横のJRパン店跡にCoCokaraひのさとが開店してから8月で2年過ぎた。徐々に知られるようになり、利用者は1年目の2万5千人から2年目は3万1千人と着実に増えた。週日開館、土日閉館にしては好成績だろう。ぎゅうぎゅう詰めでは困るし、閑古鳥が鳴いてはなお困る。ま、適正数を確保できていると言えよう。
パン店の撤退後は7年間も空き家だったので、夜は付近一帯は真っ暗だった。日の里の玄関口がこれではイメージダウンも甚だしい。駅前再開発に着手した市の委託を受けたコミュニティ運営協議会が、平成26年から駅前活性化事業計画を推進する中で、パン屋跡の利用案をまちづくり推進委員会に出してもらった成案が「ここから」だった。プランができた、さて誰に運営してもらうか。すったもんだした挙句、木村秀子副委員長(63)にお鉢が回った。言いだしっぺがボタをかぶるのは世の習いである。
口八丁手八丁の木村さんは次々にアイデアを生み出しては実現させていく。開館時刻は10時~20時だったのを、高校生の要望を汲んで21時に延ばした。当初は誰が来てくれるだろうかと不安いっぱいで、電車通学の高校生にチラシをまいて勧誘した。そのかいあって生徒の口コミで利用者の輪が広がっていった。
小中学生のための学習ルームを火曜と金曜の放課後に開く。福教大学生が対応してくれる。中学高校生の自習ルームは、5人の住民有志が日替わりで夕刻から閉館まで見守りをしてくれる。生徒たちは心安んじて勉強に打ち込める。
毎週月曜日には日の里ファームで栽培した野菜の販
売がある。無農薬栽培で安いから、毎回売り切れご免である。日の里饅頭もファンがいる。東郷の菓子の老舗に製造を委託しているので品質は間違いない。中学生作製の缶バッジも人気があり、売り切れになる。住民お手製の各種手芸品の展示会も常時あっている。コミセンより足場がいいから出す方も見る方も好都合だ。クリスマスデココンテストには老いも若きも 夕方からは自習室へ変身