イベント日の里学園の「小中一貫コミュニティ・スクール」⑬
- 更新日:2021年11月30日
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広報日の里2021年12月号から転載
団地の壁がクライミングウォールに!
11月3日(祝)に「ひのさと48」にて団地クライミングウォールのオープニングイベントがありました。
団地の壁を利用したクライミングウォールは日本初ということと、この発案者が地元の中学生ということで、多くの報道関係者が詰めかけ、当日夕方のニュースや翌日の新聞等で報道されたため、ご存じの方も多いと思います。
きっかけは1年前の日の里中学校8年生の総合学習「日の里バージョンアッププロジェクト」です。日の里を元気にするための具体的なアイデアを提案する学習があり、その中で北原拓朗さんと楢原直人さんが「たくさんの人に遊びに来てもらいたい」「これまでにないものを作りたい」という思いで、団地クライミングを提案しました。中学生たちの提案を聞いた大人たちは本気で提案の実現に向けて動き出しました。その1つがクライミングで、資金面や安全面の課題をクリアして1年越しで高さ8・5mのクライミング施設が実現しました。
北原さんは多くのカメラやマイクで囲まれたインタビューで初クライミングの感想を尋ねられ、「団地の壁を登るという特別感や開放感がすごかった」と感想を語りました。また、楢原さんは「何を発案するか2人でいろいろ迷う中で、どうせなら今の日本にないものを提案したいと思った」と振り返っていました。
当日は小学校6年生も地域の人たちから支援を受けてTシャツやバッグ、パンフレットなどを作った総合学習「日の里もりあげ隊」について発表しました。
地域の方々のご支援のおかげで日の里学園の児童生徒たちの「地域を愛し、自分で考え、自分で行動する」姿が育ってきていると感じています。
(学園コーディネーター北岡隆博)クライミングウォール 提案式 囲み取材① 囲み取材② 小学生発表