その他CoCokara伝言板5月号
- 更新日:2021年04月25日
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広報日の里2021年5月号から転載
2016年8月7日に開館し今年度で6年目を迎えるCoCokaraひのさと。日の里の活性化のために地域住民が行政、企業としっかり手を取り合って様々な事業に取り組み、今では日の里になくてはならない大切な居場所となっています。
かつての日の里は、まちの顔である東郷駅を日の里口へ降りると、空き店舗とうっそうとした木が生い茂る繁みが目に入る、まさに斜陽化を印象付ける、そんな駅前の風景でした。このままではまちが衰退していくばかりだと危惧した地域住民と行政が「まちづくり計画」を作成したのをきっかけに取り組んだのが、駅前を明るくすることでした。木の繁みは駐車場に、空き店舗は「CoCokaraひのさと」と名付けられ夜もあかりが灯り、駅前は一挙に明るくなりました。これをきっかけに、地域住民の心に灯がともり「次の50年を希望溢れるまちへ」と住民自らが動き出しました。
日の里学園と連携した様々な取り組みは、子どもたちにふるさとを愛する心が芽生え、館を活用した自習室は年間延べ約5000人の子どもたちに利用されてきました。東街区の開発や、103棟104棟を含めた大通りの活性化のためには、大学、行政、企業と連携した取り組みを展開し、団地再生の拠点施設としての役割も大きく果たしています。
しかしながらCoCokaraひのさともこれからが大変です。それは、運営のための補助金が最長期間の5年間を終了してしまったからです。運営継続のために「特定非営利活動法人 まちづくり宗像」を立ち上げ、自主運営への舵を切り出しました。企業と連携して「セニアカー」の販売やオンデマンドバス「のるーと」の定期券販売も始めましたが、何よりも一番の方法は、住民のみなさまにご入会頂くか、寄付によるご支援を頂くことです。賛助会員として年会費6000円(1か月あたり500円)のご支援を頂けると、月4回のコーヒーサービスを行っています。ふらりとCoCokaraひのさとに立ち寄ってコーヒーを飲みながらお気に入りの本を読んだり、友人とおしゃべりしながらゆったりした時間を過ごしたり、とそんな時間を楽しんで頂ける居場所も目指しています。館内には手作り作品コーナーがあり、採りたて野菜・焼きたてパン等のお買い物も楽しめます。みなさまのご支援で生活の幅もグーンと広がる「まちづくり宗像」へのご入会をぜひご検討ください。お問合せ、お申込みはCoCokaraひのさと事務局(0940-26-1587)まで
(CoCokaraひのさと館長 木村 秀子)