イベントCoCokara伝言板 4月号
- 更新日:2021年03月25日
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広報日の里2021年4月号から転載
緊急事態宣言下の2月24日、日の里学園3学年の総合的な学習の時間で初めて学校と地域がビデオ会議『Zoom(ズーム)』によって見事に繋がり、調べ学習で大きな成果をもたらすことができました。この模様は、ひのさと記憶プロジェクト実行委員会が作成している50周年記念書籍の「子どもたち」の章にそのまま収録される予定です。
どんな総合学習だったかというと…新年を迎えた1月早々に、50周年記念書籍の「子どもたち」の章を担当しているひのさと記憶プロジェクト実行委員(現役新聞記者)が、まちびらき後の各世代の「日の里子ども地図」を子ども記者に描いてもらえないか、と学園に相談に行きました。ちょうどその頃、3年生の「発見!日の里『れきし』たんけん隊」から「かつて日の里で小学生だった人」から聞き取りをしたい、という声があがっていました。
この2つの企画をドッキングさせたのが、今回の学校と地域の協働による総合学習です。
1970年代、1980年代、1990年代、2000年代に小学生だった人が、1週間の呼びかけで何と23人も集まりました。多忙な現役世代の方々が時間の都合を付けてすぐに協力して下さる姿には、「子ども」を大切に育む日の里魂が今も受け継がれていることを確信しました。
当日はしっかりと学習して準備した子どもたちから、次々にパソコンを通して質問が飛んできます。「小学生の頃、どんなお店に行っていましたか?」「西小学校のすぐ横の、平和堂という駄菓子屋さんによく行っていました。中村平和さんが創ったお店なので平和堂というそうです。おばちゃんが優しくて癒しのおばちゃんでした。」「日の里の50年のまちの変化や遊びの変化」「変わらないこと」等々、子どもたち自身でまとめていきます。
50周年記念書籍の「子どもたち」の章に生き生きと描かれる、と思うとワクワクしてきます。みなさまも楽しみにお待ちください。(CoCokaraひのさと館長 木村 秀子)子どもたち 先輩