その他CoCokara伝言板 11月号
- 更新日:2020年10月29日
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広報日の里2020年11月号から転載
今年はコロナ感染予防のために、日の里学園が総合学習で毎年取り組んでいた日の里まつりで販売するための缶バッチの制作(6年生)や、ワクワクワーク(8年生)が中止となりました。この時間を活用して日の里の明るい未来を考え、自分の必殺技を活かして何ができるか、やってみたいことを提案する「まちづくり」の授業が行われています。この授業は、地域住民、宗像市役所、民間企業が連携して進め、9月29日には日の里西小学校と日の里東小学校の体育館で提案式が行われました。
この子どもたちの提案を受け、10月10日にCoCokaraひのさとで九州大学芸術工学院井上茂樹教授の下で学ぶ大学院生の集中講義が行われました。集中講義の企画・運営は民間企業の手によるもので、テーマは「小学生のSDGsアート作品の活かし方を考えよう」。
SDGsのアート作品とは、東街区を囲っている仮囲いが殺風景なので、明るい絵を描くためのデザイン画をSDGsのテーマから4つ選んで6年生がデザインしたものです。4つのテーマは「経済成長技術革新ができる街」「世界中の人々が共生できる街」「物や食べ物を大切にする街」「豊かな日の里を守ろう」と持続可能な日の里のまちが約束されるような素敵なテーマです。
大学院生たちは、アート作品を通じて、親や地域の人たちがSDGsや地域のことに関心を持ち、関わりたくなるデザイン(関係性を築く仕組みづくり)を考えようと、フィールドワークからワークショップへと展開する中、次々とアイデアを生み出していました。最後のテーマは「自分たちが明日から取り組むとしたら、まず何から始める?」
ここでもまちづくりに取り組む、本気のオトナたちの汗が流されていました。
(CoCokaraひのさと館長 木村秀子)